2021年10月に行われた、第18回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問1について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
より丁寧&正確を心がけています。
万一間違っていたらごめんなさい&ご指摘願います。
外部サイトへのリンクは、各サイトの都合でページURLが変更となるなどして、切れる場合があります。ご了承ください。気付き次第修正します。
各選択肢を検討
「Society 5.0時代を切り拓く人材の育成」(一般社団法人日本経済団体連合会、2020年)からの出題でした。
初出の資料で難しかったかもしれません。
が、キャリコンになるべく学んできたならば、「組織内キャリア形成への集約・回帰」には、色々な意味で違和感を感じたいところです。
1つ目の記述
適切です。
選択肢の内容が、上記資料本文1ページに記載されています。
企業で働く人材のダイバーシティが拡がり、働き手のキャリア観が多様化していることに加えて、「人生 100 年時代」の到来により、職業人生が長期化し、キャリア・トランジションを経験する働き手が増えていくことが見込まれる。
2つ目の記述
適切です。
選択肢の内容が、上記資料本文1ページに記載されています。
AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、ロボティクスなどデジタル技術の目覚ましい発展は、既存の産業やビジネスモデルはもとより、社会全体を変革しつつある。
(中略)
企業においてデジタル技術の活用がさらに進むことで、組織や働き方はもとより、働き手に求められる役割は大きく変わっていく。個々の業務の遂行方法や必要なスキルは非連続的に変化し、知恵や創造力、コミュニケーション力などがより求められるようになっていくと考えられる。
3つ目の記述
不適切です。
企業における人材育成―3つの課題は、以下の3つ(4ページ)。
- 前例主義的な意識や内向きの組織文化の変革
- 会社主導による受け身のキャリア形成からの転換
- デジタル革新を担える能力の向上
4つ目の記述
適切です。
選択肢の内容が、上記資料本文25ページに記載されています。
働き手には、企業が用意する環境を自身の成長の場として最大限に活かし、自身のキャリアビジョンの実現と、組織や社会への貢献に取り組むことが求められる。
参考
第18回 学科試験 問1~問50
※問1までの解説を公開しました。問2以降は鋭意作成中。
問1 問2 問3 問4 問5 問6 問7 問8 問9 問10 問11 問12 問13 問14 問15 問16 問17 問18 問19 問20 問21 問22 問23 問24 問25 問26 問27 問28 問29 問30 問31 問32 問33 問34 問35 問36 問37 問38 問39 問40 問41 問42 問43 問44 問45 問46 問47 問48 問49 問50