国家資格キャリアコンサルタント試験に出る!自己理解を支援する検査やアセスメントツールまとめ

国家資格キャリアコンサルタントの試験によく出る、自己理解や仕事理解のためのアセスメントツール。

キャリコンとして人に使わせる前に、自分でも使って自己理解を深めたいものです。

理論と実際が、しっかり結びついて腑に落ちやすくなります。

目次

GATB 厚生労働省編 一般職業適性検査 (進路指導・職業指導用)

頻出のGATBはハローワークで受けられるようです(多分45歳くらいまで)。

過去問で問われたことのあるポイントは以下の通り(とりあえず第7回~第10回まで)。

  • 厚生労働省編一般職業適性検査は個別実施を基本としており、集団実施はできない?
    →個別でも集団でも使用可能です。(第10回 問44
  • 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)の結果、希望する適性職業群がすべてL 評価だった求職者に対して、希望する仕事には就けないと伝える?
    →GATBではL判定は「基準を満たしていない」。イコール「希望する仕事に就けない」ではありません。(第9回 問44
  • 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)は、単に目前に迫った職業の選択決定のための利用にとどまらず、進学も含めて将来の職業の探索を行う場合にも有効に活用できる?
    →できます。(第8回 問45
  • 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)は、時間制限法による最大能力検査である?
    →その通り。
    GATB は時間制限法による最大能力検査で。すべての下位検査では、定められた時間内にできるだけ多くの問題に正確に回答することが求められます。(第8回 問41
  • 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)は、紙筆検査によって手腕と指先の器用さを測定するものである?
    →違います。
    器具検査による器用さの測定も含めて、9つの「適性能」(知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)を測定するもの。(第8回 問41
  • 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)は、単に目前に迫った職業の選択決定のための利用にとどまらず、進学も含めて将来の職業の探索を行う場合にも有効に活用できる?
    →できます。(第8回 問45
  • GATBの進路指導・職業指導用は、紙筆検査、器具検査を用いて3つの適性能を測定している?
    →3つではなく、9つ。(第7回 問41

YG性格検査(矢田部ギルフォード性格検査)

受検者が質問に対して「はい」「いいえ」「分からない」で回答し、その結果から性格特徴を捉えようという質問紙法型式の性格検査。

質問に対する回答から得られた12の尺度(主観性・客観性・協調性・活動性・社会性・思考性など)を複合的に見て、「情緒特性」「人間関係特性」「行動特性」「知覚特性」の4つの特性について、受検者の特徴を判断する。

新版TEG 3 東大式エゴグラム Ver.3

TEG(Tokyo University Egogram; 東大式エゴグラム)は、交流分析理論に基づいて東京大学医学部心療内科TEG研究会が開発した性格検査です。

5つの自我状態のバランスから、性格特性と行動パターンを把握します。

自分の性格特性や行動パターンに気づき、自己理解を深めるきっかけとして利用できます。

信頼性・妥当性が検証され、大規模な標本で標準化されています。

※『新版TEG 3』は、新しいテスト理論である項目反応理論を用いて開発されています。

エゴグラムとは

エゴグラムはアメリカの精神科医エリック・バーンが創始した交流分析理論に基づいて、ジョン・M・デュセイが考案したもので、5つの自我状態のエネルギー量を棒グラフで表し、性格特性と行動パターンをみるものです。

内田クレペリン検査

内田クレペリン検査の最大の特徴は、「作業」だけを使って受検者を測るところにあります。面接や質問を使ったテストでは、どうしても回答者の意図が入り込んでしまいますが、内田クレペリン検査では、ときに本人も気がついていないような特徴が受検者の作業にあらわれます。

KN式クレペリン作業性格検査

KN式クレペリン作業性格検査は、1分間単位で行う連続作業検査。

ひたすら計算させて、作業性格や作業態度、行動特徴等、個人の性格面にかかわる特性を総合的にとらえようとするそうです。

VRT 職業レディネス・テスト[第3版]

仕事に対する興味・関心や自信から、自分のパーソナリティを探り理解する、自己理解のための職業興味検査。

中学・高校生用と大学生用がある。

  • 測定の対象:基礎的志向性と職業志向性
  • 構成
    :職業指向性・・「職業興味」を測定するA検査、「職務遂行の自信度」を測定するC検査
    :基礎的志向性・・B検査

生徒の職業に対する準備度(レディネス)を把握し、生徒が職業に関する自分のイメージをチェックしたり、進路選択への動機付けを促したりする。

「結果の見方・生かし方」は、ワークシート形式を採用。生徒自身が結果の整理をしながら解釈を深めることができ、検査の結果を最大限に生かせるよう工夫されている。

VPI 職業興味検査 [第3版]

160の具体的な職業に対する興味・関心の有無の回答から、6種の職業興味領域尺度と5種の傾向尺度(心理的傾向)に対する個人の特性を測定する検査。

職業適性診断システム キャリア・インサイト

ユーザー自身がコンピュータを操作して職業選択に向けた基本的なステップを経験することができるキャリア・ガイダンス・システム。

特徴

■キャリア・ガイダンスのための統合的なCACGs(Computer Assisted Career Guidance system)

  • 4つの側面(能力、興味、価値観、行動特性)から適性を評価
  • 総合評価に基づき、適職リストを作成
  • 474職業のデータベース検索
  • キャリア・プランニングの作成援助

■コンピュータならではの対話的ガイダンス機能

  • ユーザー自身が短時間で、適性、職業情報をチェック
  • 迅速な採点処理、情報検索、プリントアウト
  • ユーザー登録による記録の保存、再利用が可能

■使いやすく、わかりやすいシステム

  • 「おすすめ利用法」により、利用者のニーズにあったコース選択が可能
  • ナビ機能により、今どこを利用しているかを表示
  • 一括印刷機能を使って、最後にまとめてプリントアウト
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