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第9回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問40

投稿日:2018年9月26日 更新日:

2018年8月に行われた、第9回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問40について。

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問題文

方策の実行に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

  1. 応用行動分析に基づくならば、「仕事を探す気が起きない」と訴える求職者に対しては、「やる気がでない」ことの感情に焦点を当て、気持ちの整理や考え方の変容につながる介入を行う。
  2. クライエント中心療法に基づくならば、「事務職を希望する」と話す求職者に対しては、職業ハンドブックなどに掲載される各種の事務職の特徴を解説し、具体的な求人を絞り込んで求職者に提示し、選んでもらう。
  3. 精神分析理論に基づくならば、「上司がどうしても好きになれない」と訴える求職者に対しては、過去の経験よりも未来のありたい姿に向けて検討してもらう。
  4. 認知行動的アプローチに基づくならば、「社会人としてやっていけるか不安である」と訴える大学生に対しては、不安が生じる自動思考を明確にし、より適切な思考を検討させる。

正解

4

各選択肢を検討

1つ目の記述

応用行動分析では、相談者の主訴を必ず「行動」の形にして記述していきます。感情に焦点を当てるのは感情的アプローチ。

上記JILPT資料125ページに以下記載があります。

「仕事を探すやる気がおきない」ことが主訴として語られた際には、より詳細に主訴を聞くことによって、「一日中、家にいて TV を見て過ごし、仕事を探さない」という行動が主訴であることが分かるかもしれない。応用行動分析では、常に悩みを「行動」として理解ができるまで、どのようなことにどのように困っているのか、悩んでいるのか、話を具体的に聞いていく。

2つ目の記述

上記JILPT資料125ページに、「事務職を希望する」と話す求職者に対して、クライエント中心療法に基づく場合の例が記載されています。

たとえば、求職者が「事務職を希望とする」と話したとする。職員は、求職者の希望する「事務職」が何なのか、理解するように努めなければならない。「デスクワーク」、「定時に帰られる仕事」、「パソコンを使う仕事」など、求職者によって「事務職」のイメージは様々である。これは、求職者が受け止めている仕事の世界という現実のなかで、事務職という仕事を選択しているからである。その現実の全体像は、求職者しか知ることができない。だから職員は、謙虚に求職者に尋ね、その話に耳を傾けなければならない。そして、言葉にならないものを感じ取り、言葉で伝え返す。そうやって職員は求職者にとっての現実を共有するのである。

3つ目の記述

上記JILPT資料104ページに以下記載があります。

精神分析的アプローチでは、キャリア選択や仕事への適応に関連する現在の行動と過去の経験を関連づけて考える。そしてその関連についてクライエントに気づいてもらうことで、新たな自己理解と問題の軽減を促すことになる。以下に例を 3 つ示す。

第一に、現在の職場の同僚や上司との関係を妨げている原因がある場合である。その人の過去の対人関係や家族関係のなかでの未解決の葛藤を扱い、それをクライエントが把握できるように努めることが考えられる。

4つ目の記述

上記JILPT資料130~131ページに、「社会人としてやっていけるか不安である」と訴える大学生に対してて、認知行動療法に基づく場合の例が記載されています。

例えば、大学生が職業を選択するには、「社会人としてやっていけるか」「自分のやりたいことがわからない」「職業を 1 つに決められない」「職業について十分に知らない」といったことを考えることが不安の喚起につながるとされている。同様に、就職活動では、「うまく自分をアピールできるか」「相談できる人が周りにいない」「最後まで就職活動を頑張れるか」「試験でどんな問題が出題されるのか」「就職活動に対する準備があまり進んでいない」といったことを考えることが不安の喚起につながるとされる。従って、以上のような不安を感じる元にある認知に目を向けることが、大学生への就職支援ではポイントになるかもしれない。

こうした作業を通じて、自分の思考をモニターできるようになると、自分の考え方のくせを整理し、再検討・修正していけるようになる。ここで示したコラム法の書式は一般的なものであるが、クライエントの能力やゆとりに合わせて項目を減らしたものを使ってもよい。例えば、これをホームワークとして課した場合に、記入できなかったことで来談しづらくなってしまうことも考えられるため、本人のできそうな範囲で記録をさせたり、難しいようであれば最初の内はカウンセラーも手助けをしたりする。

自動思考の内容を振り返り、より適切なものへと変容させていく方法としては、「自動思考の根拠の検討」がある。自動思考は瞬間的な印象に強く影響をうけるため、考えが浅く、いろいろな視点で吟味されているとは言い難い。従って、落ち着いて時間をかけ、根拠について考える必要がある。

参考

第9回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第9回 学科試験 問1~問50

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