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第9回キャリアコンサルタント 学科試験問題 問2

投稿日:2018年9月26日 更新日:

2018年8月に行われた、第9回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問2について。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

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問題文

組織によるキャリア形成支援に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 組織が「個人を育てる」というよりも「個人の努力を支援する」というパラダイムの下で、個人が「育つ」ことを促進する支援の仕組みや制度の開発・構築が求められている。
  2. 組織において一人ひとりがキャリア自律の実践に対する当事者意識と責任を持つことが必要であり、その当事者意識と責任を個々人に根付かせるのも、組織の責任といえる。
  3. 組織における個人のキャリア自律を実現するには、経営幹部や人事の責任者は、キャリア自律のビジョンを決定することが重要であり、具体的な行動のガイドラインとなる方針の明確化や重視する施策の領域までは示さなくてもよい。
  4. 職業能力開発促進法の改正(平成28 年4 月1 日施行)により、キャリア自律は組織において推進しなければならず、また事業主はそのための支援を提供しなければならないものとされた。

各選択肢を検討

人材の育成に関する組織と個人の在り方と求められることについて

この選択肢の出典はわかりません。

職業能力開発促進法10条の3では事業主に対して、労働者のキャリア開発の設計・目標設定、そのための能力開発の支援を(努力)義務としています。

その部分を誰かがどこかで言い換えたものかもしれません。

*同法の関連個所を記事の後の方に抜粋掲載。

個人のキャリア自律についての当事者意識と責任と、それを根付かせることに関する組織の責任について

この選択肢の出典も明確わかりませんでした。

職業能力開発促進法には一応そんなようなことが書いてあるように思います。

2016年(平成28年)4月に改正施行された同法3条の3には、労働者に自身のキャリア開発における責任を課したことが明記されました。従業員側に「キャリア権」が確立し、企業による従業員のキャリア自律への対応が求められているとも解釈されるようです(花田先生の解説から)。

組織におけるキャリア自律に関する経営幹部や人事責任者の役割について

職業能力開発促進法の2016年(平成28年)4月に改正施行によって、キャリア開発支援の中核にキャリアコンサルティングが位置づけられました(同法10条の3)。

それに伴い、事業主が必要に応じて講じる措置としてキャリアコンサルティングの提供を行うことが規定されました。

キャリア自律の実現において組織幹部や人事部門の役割としては、ビジョンの決定に止まらなかろうと考えられます。

キャリア自律に関する組織の義務

職業能力開発促進法の2016年(平成28年)4月に改正施行によって、労働者が自らキャリア開発の設計・目標設定、そのための能力開発を行うことの支援が、事業主の(努力)義務とされました(同法10条の3)。

正解

3

「社会及び経済の動向並びにキャリア形成支援の必要性の理解」についての出題です。

選択肢は主に、2016年(平成28年)から施行されている改正職業能力開発促進法でキャリア自律が法制化されたことに関するもの。

特に、10条の3の主旨を理解しているかどうかを問う問題のようです。

各選択肢の文章は正直なところ読む人のスタンスで解釈が異なってきそうではありますが、各選択肢の文章から余分な飾りを取り除き、シンプルな文章にし直して考えると良いように思いました。

参考、用語

職業能力開発促進法の関連部分抜粋

第三条の三 労働者は、職業生活設計を行い、その職業生活設計に即して自発的な職業能力の開発及び向上に努めるものとする。

第十条の三 事業主は、前三条の措置によるほか、必要に応じ、次に掲げる措置を講ずることにより、その雇用する労働者の職業生活設計に即した自発的な職業能力の開発及び向上を促進するものとする。

一 労働者が自ら職業能力の開発及び向上に関する目標を定めることを容易にするために、業務の遂行に必要な技能及びこれに関する知識の内容及び程度その他の事項に関し、情報の提供、キャリアコンサルティングの機会の確保その他の援助を行うこと。

二 労働者が実務の経験を通じて自ら職業能力の開発及び向上を図ることができるようにするために、労働者の配置その他の雇用管理について配慮すること。

(平一三法三五・追加、平一八法八一・旧第十条の二繰下・一部改正、平二七法七二・一部改正)

職業能力開発促進法の2016年(平成28年)の改正について

花田先生の解説がわかりやすいです。

花田 光世「キャリア開発の新展開 改正職業能力開発促進法のキャリア自律に与える影響」

キャリア自律

自律的なキャリア形成については花田先生の資料「自律的キャリア形成に関して」(多分厚生労働省主催の何かの会で花田先生が講師を務められたときのスライド、2018年1月)が勉強になります。

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