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第9回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問11

投稿日:2018年9月26日 更新日:

2018年8月に行われた、第9回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問11の解説解題。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

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問題文

中年期の発達課題に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 中年期の危機は、体力の衰えや認知力の低下等の身体的変化から生じるが、心理的変化は影響を及ぼさない。
  2. 中年期には、幼児期・青年期の葛藤や自己と他者の関係を再吟味することで、新しい適応的な自分を獲得し、アイデンティティが再構成される。
  3. 中年期は、その発達的課題やストレスに対処する十分な資源を獲得しており、人生において最も安定した時期である。
  4. 中年期の発達課題は、仕事を任せられ、他者との適切な関係性を培い、仕事を通じて社会的責任を果たしながら職業キャリアを築いていくことである。

正解

2

各選択肢を検討

キャリアに関する理論から、中年期の発達課題についての出題です。

出典は不明。レヴィンソン「中年の危機」や中年期の発達課題全般の内容に照らして考えていきます。

1つ目の記述

適切です。

レヴィンソンは、特に40~45歳の「人生半ばの過渡期」が最も重要とし、「中年の危機」を指摘しました。

中年の危機には、身体的変化だけでなく、心理的変化も影響します。

2つ目の記述

適切です。

中年期以降のキャリア発達について著書をいくつかお持ちの岡本裕子先生の論文で、以下のように述べている箇所があります。

青年期に受験勉強一本槍で、十分に自分らしい生き方や自分に適した職業について模索しなかった人、親や知人の勧めで安易に進路や就職先を決めてしまった人も、中年期や定年退職期に自己の内的変化に気づき、主体的に自己の生き方を問い直すならば、そこで本当の自分を獲得することができる。

こうしてみると、中年期・定年退職期という岐路に立った時、いかにしっかりと自分の内的変化に気づき、主体的に自己の生き方を考えることができるかが、アイデンティティを達成する要である。

岡本裕子「中年のアイデンティティ危機をキャリア発達に生かす」|明治安田生命

3つ目の記述

不適切です。

岡本先生の「アイデンティティの危機と成熟」(広島大学)から、「アイデンティティのラセン式発達モデル」をお借りしました。

これを見ると、中年前期はアイデンティティの危機にあり、中年後期はアイデンティティが安定すると言えるでしょう。

アイデンティティのラセン式発達モデル

が、中年期全体の課題としては、安定していないからレヴィンソンが「危機」を指摘したものと思われます。

4つ目の記述

不適切です。

仕事を任せられる(責任を引き受ける)、他者との適切な関係性を培う(上司や同僚とうまくやっていく)、といったことは、シャインの「キャリア・サイクル」で30歳までの発達課題として挙げられています。

参考

第9回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第9回 学科試験 問1~問50

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