国家資格キャリアコンサルタント取得を目指す人のためのWebサイト

絶対合格!国家資格キャリアコンサルタント

過去問研究

第8回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題 問2(キャリ協)

投稿日:2018年6月27日 更新日:

第8回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)、問2の解答例と解説。

過去問はこちら↓

第8回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)

設問2

キャリアコンサルタントとして、あなたが考える相談者の「問題」を記述せよ。(10 点)

解答例

勤務先で希望の仕事に携われないことでやりがいを見いだせず、今後どうしたらいいのかわからず困っている。CL3では、研究者や技術者の異動について推測で発言しており、自社の人事制度や異動に関する仕事理解不足が考えられる。CL4からは、上司とのコミュニケーション不足や環境における自己理解不足がCLの問題と思われる。(154文字)

解説

1つ目に、CL目線でも主訴となっていることを入れました。希望する仕事に携われないことから仕事でのやりがいを見出せず今後どうしたらいいのかわからず困っているのは、CC目線からも問題と思われるからです。

2つ目は、CLの仕事理解不足です。研究者や技術者の異動について、CL3で「今まで見てきた感じでは滅多に異動は無いようです」と観察による推測を述べていて、実際にどうであるか、自社の制度がどんなであるか、ということは確認していないようです。

3つ目は、上司とのコミュニケーション不足です。CL4にある「自己申告制度」について上司にも聞いたときの発言に「~など話されて、きちんと答えてもらえませんでした」とあり、納得いくまで話す、ということができなかったようです。

4つ目は、環境における自己の理解不足です。CL4で、上司は今の部署できちんと経験を積む必要性や、将来的にチームリーダーになるための心構えなど話してくれましたが、CLは会社や上司の期待を自分の今後のキャリアに結び付けて考えることができなかったようです。

逐語でのCL発言要旨

  • 高校生の頃からエネルギー問題に関心があり、エネルギー分野の研究で世の中に貢献したいと思ってきた。
  • 今の会社はエネルギー関連分野にも力をいれていると聞いて入社しました。
  • しかし配属先は技術研究所で、自分が希望した仕事ではなく、勉強してきたことがいかせないし、やりがいも感じられない。

↓↓↓↓↓↓

  • 担当業務は、樹脂素材や薬品で、エネルギー分野とは全く違う。
  • 自社業務に様々な分野や素材があるのは分かるが、配属前にはっきりと人事にはやりたいことは伝えた。
  • 今のままでは自分の望む仕事ができないので転職を考えたほうが良いのか、今後どうしたら良いのかわからなくて困る。

↓↓↓↓↓↓

  • 事務系や営業は頻繁に異動があるが、研究者や技術者は、滅多に異動は無いようだ。
  • 「自己申告制度」などの人事制度はあるようで、上司にも聞いたことがあるが、今の部署できちんと経験を積む必要性や、将来的にチームリーダーになるための心構えなど話されて、望む回答は得られなかった。
  • 将来チームリーダーになることには興味がない。

設問2のポイント

主訴・問題点を的確につかむことが、その後の展開の基礎となります。
CLの発言を傾聴、何が問題かをしっかり考える必要があります。

  1. CCから見た、CLの問題点=見立てを記述します。
    CCとしてCLを洞察し、問題の見立てができるかどうかが問われています。
  2. ここで問われている「問題」とは、CLの訴えていること(悩み、不安、戸惑いなど)の根本原因になっている問題であり、CL自身は気づいていない可能性が高いと思われるものです。
  3. CCによる「見立て」は仮説ではありますが、深い洞察に基づくものである必要があります。この見立てにより、CLの気づきを促すことになるからです。
  4. 「見立て」には色々な観点があり、CCによっても様々な見方がなされます。そのため、絶対的な正解や唯一の正解はありません。ただ、試験問題の回答であるということで、カテゴリはある程度限定されています。これまでに行われた過去の試験問題からは、以下のようなカテゴリが考えられます。
    • 自己理解不足
    • 仕事理解不足
    • コミュニケーション不足
    • 思い込み
    • 情報不足
    • キャリアプラン・ライフプランの検討不足
    • 変化に対する準備不足 など
  5. 見立ては様々な観点から行えるため複数考えられますが、CCとして問題であると強く思われる内容を2、3選んで、その根拠を示して記述します。
    応答の中で、CLの発言の中心となっている2~3つの応答に、CLの根拠を伴う思いや感情が表出した箇所があります。それらが、どのカテゴリの問題であるかを考え、問題を整理します。
  6. 答え方としては、自己理解不足であれば何の自己理解が不足しているのか(能力、環境、価値観、思考、行動、など)、仕事理解の不足なら何の仕事理解が不足しているのか(人事制度、組織、業界、職務、など)を具体的に述べます。
  7. 回答の文末:「〜と思われる」「と考えられる」などの表現を使い、断定的な表現を避けるのが無難です。「見立て」は飽くまでも仮説なので。
  8. 文字数:本問の回答欄はA4で4行なので、140~160文字程度です。
  9. 一度下書きを書くかどうか:時間の余裕はあまりない場合が多いもの。記述の骨子を考えながら文章作成の過程で調整できるように練習しておくのがベターです。

第8回 実技(論述)(キャリ協)

全文 問1 問2 問3(1) 問3(2)

-過去問研究
-,

Copyright© 絶対合格!国家資格キャリアコンサルタント , 2020 All Rights Reserved.