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第7回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題 問2(キャリ協)

投稿日:2018年3月25日 更新日:

第7回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)、問2の解答例と解説。

過去問はこちら↓

第7回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)

設問2

キャリアコンサルタントとして、あなたが考える相談者の「問題」を記述せよ。(10 点)

解答例

営業の仕事になじめず転職しようかとも考えるが、動けないでいる。CL1の発言から、CLが販売部門に配属された意図や会社から期待されていることについての理解が不足しており、環境における自己についての理解不足や、上司や人事担当者とのコミュニケーション不足、またCL2や3から中長期的なキャリアプラン不足も問題と考えられる。(158文字)

解説

1つ目に、CL目線でも主訴となっていることを入れました。転職を考えるものの動けないでいるのは、CC目線からも問題と思われるからです。

2つ目は、CLの環境における自己の理解不足です。40歳のCLが今後、製造現場でベテランとして活躍する前にコミュニケーション能力を高めておきなさい、という意図がもしかしたら会社側にあるかもしれません。

3つ目は、環境の中の自己についてCLの理解が不足している理由で、上司や勤務先の人事部の人とのコミュニケーションが不足しているのではないかと考えました。

4つ目は、中長期のキャリアプランニング不足です。製造現場で製造のスキルが上がる、他の人との関わりが少なく一人で集中できる仕事でよかったとCL2で言っていますが、そのような取り組み姿勢のまま今後60歳65歳まで働こうと考えているのか、それとも将来のビジョンがないのか、その辺りも問題ではないかと考えました。

回答には入れませんでしたが、CL5の発言から、奥さんとのコミュニケーション不足も問題ではないかと思いました。

逐語でのCL発言要旨

  • 元々人と話すのが苦手で販売部門に行くことはないだろうと思っていた。
  • 異動先が決まったときはとてもショックだった。
  • 異動して2年ほど営業の仕事をしているがやはり今の仕事にはなじめないと思っている。

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  • 客先での交渉や製品の説明で何を言っているか分からないと注意されるなど、営業の業務では苦手なことが多い。
  • モノ作りの現場は製造のスキルが上がり、他の人との関わりが少なく、一人で集中できる仕事でよかった。
  • このままでは製造の仕事はもうできないと思うと、いっそ別の会社に転職しようかとも考える。

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  • 自分の力がどこまで他の会社で通用するかわからず、簡単に仕事は見つからないだろうと思うと動けないでいる。
  • 何から始めていいかもわからない。
  • 転職すると言えば妻は心配するだろうと思う。

設問2のポイント

主訴・問題点を的確につかむことが、その後の展開の基礎となります。
CLの発言を傾聴、何が問題かをしっかり考える必要があります。

  1. CCから見た、CLの問題点=見立てを記述します。
    CCとしてCLを洞察し、問題の見立てができるかどうかが問われています。
  2. ここで問われている「問題」とは、CLの訴えていること(悩み、不安、戸惑いなど)の根本原因になっている問題であり、CL自身は気づいていない可能性が高いと思われるものです。
  3. CCによる「見立て」は仮説ではありますが、深い洞察に基づくものである必要があります。この見立てにより、CLの気づきを促すことになるからです。
  4. 「見立て」には色々な観点があり、CCによっても様々な見方がなされます。そのため、絶対的な正解や唯一の正解はありません。ただ、試験問題の回答であるということで、カテゴリはある程度限定されています。これまでに行われた過去の試験問題からは、以下のようなカテゴリが考えられます。
    • 自己理解不足
    • 仕事理解不足
    • コミュニケーション不足
    • 思い込み
    • 情報不足
    • キャリアプラン・ライフプランの検討不足
    • 変化に対する準備不足 など
  5. 見立ては様々な観点から行えるため複数考えられますが、CCとして問題であると強く思われる内容を2、3選んで、その根拠を示して記述します。
    応答の中で、CLの発言の中心となっている2~3つの応答に、CLの根拠を伴う思いや感情が表出した箇所があります。それらが、どのカテゴリの問題であるかを考え、問題を整理します。
  6. 答え方としては、自己理解不足であれば何の自己理解が不足しているのか(能力、環境、価値観、思考、行動、など)、仕事理解の不足なら何の仕事理解が不足しているのか(人事制度、組織、業界、職務、など)を具体的に述べます。
  7. 回答の文末:「〜と思われる」「と考えられる」などの表現を使い、断定的な表現を避けるのが無難です。「見立て」は飽くまでも仮説なので。
  8. 文字数:本問の回答欄はA4で4行なので、140~160文字程度です。
  9. 一度下書きを書くかどうか:時間の余裕はあまりない場合が多いもの。記述の骨子を考えながら文章作成の過程で調整できるように練習しておくのがベターです。

第7回 実技(論述)(キャリ協)

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