第7回 キャリアコンサルタント 論述試験問題(キャリ協)、問1の解答例と解説。
過去問はこちら↓
※回答例は飽くまでも1つの例です。
※試験開催側による模範解答は公開されていないため、得点が高いかどうかも不明です。
設問1
逐語の空欄Aで、キャリアコンサルタントとしてあなたならCL1の発言を受け、どのような応答をするか記述せよ。(10 点)
解答例
話すのが元々苦手だから配属されないだろうと思っていた販売部門に異動となり、2年ほど経っても今の営業の仕事にはやはりなじめないと思っているのですね。(73文字)
解説
CC1とCL1をの応答を読み、特にCL1の発言を受けての受容的な応答を試みました。
異動先としてはないだろうと思っていた販売部門に思いがけず異動となってショックを受け、苦手ながらも2年も営業で頑張ってきたCLの気持ちを受け止め、CLの言葉を盛り込んで応答しました。
設問1のポイント
- 傾聴の基本である受容的な応答ができるかどうかが問われる設問です。
- CC1とCL1をの応答を読んで、特にCL1の発言を受けて、CLの気持ち・感情を受け止めて応答します。
- CLの話した内容を正確に理解し、CLの言葉をできるだけ使って返すとベター。
特に感情を表す言葉は、言い換えによって微妙に違いが生じることが多いので、試験においてはCLの使った表現をそのまま使うのが無難。ただし実践においては、CLが用いた表現より的確に表現できる言葉であれば、CLの気づきにつながる場合も多々あります。 - 面談の場で受容応答ができるかどうかを問われているので、CL2以降の応答を考慮する必要はありません。
- 「応答をするか記述せよ」という指示なので、話し言葉で記載するとよいと思われます。
また、各種指南書によると、「だったのですね」「~なのですね」などで終えるとよさそうです。 - 回答欄は2行。
2行にちょうど収まる文字数(70〜80字)でまとめる必要があります。
感情を表す言葉につながる、CLが強く訴えている事柄を要約して記入しましょう。
第7回 実技(論述)(キャリ協)