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第6回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題 問2(キャリ協)

投稿日:2017年12月26日 更新日:

第6回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)、問2の解答例と解説。

過去問はこちら↓

第6回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)

設問2

キャリアコンサルタントとして、あなたが考える相談者の「問題」を記述せよ。(10 点)

解答例

今の働き方で自分の将来がどうなるのか不安を感じている。CL3・CL5から短時間勤務で働く場合の仕事に関する思い込みや、自分の能力と環境の中の自己についての自己理解の不足が問題であると思われる。またCL4・5からは今後の中長期のキャリアプラン検討不足や上司とのコミュニケーション不足、情報不足もCLの問題と思われる。(153文字)

解説

1つ目に、CL目線でも主訴となっていることを入れました。自分の将来がどうなるのか不安に感じているのは、CC目線からも問題と思われるからです。

2つ目は、短時間勤務で働く場合の仕事に関する思い込みです。「短時間勤務なので責任のある仕事を担当しているとは言えません」「仕事は、量・質ともに出産以前とは比較にならないほど軽いものになっていると思います」とCLは発言しましたが、本当にそうなのか?仕事に関する思い込み・理解不足があるかもしれないと考えました。

3つ目は、自分の能力と環境の中の自己についての自己理解の不足です。同期の1人が昇進したことにショックを受けて視野が狭まって最短で管理職になることが最善であるかのように考えてしまっているかもしれません。育児をしながら仕事もしていくというZさんに対して、会社側や周囲の人がどのようなことをZさんに期待しているのか、またZさんは自分のどのような能力をどう発揮していくべきか、理解が不足しているかもしれないと考えました。

4つ目は、今後の中長期のキャリアプラン検討不足です。独身で仕事三昧の人と、結婚して子供もいる人とでは、女性の場合昇進スピードに差がついてしまうのは自明。それを踏まえた中長期のキャリアプランが検討されていないことが問題であると考えました。

5つ目は、上司とのコミュニケーション不足です。育児休業後、復帰して半年経つZさんに上司はどのようなことを期待しているのか。もっともっとお話できるとよいかもしれません。

6つ目は、情報不足です。社内には、子どもがいて管理職になっている女性社員がいるかもしれません。そのようなロールモデル的な人と話すことで、将来について考える際のヒント、情報が得られる可能性があります。

逐語でのCL発言要旨

  • 今の働き方だと自分の将来がどうなるのか不安を感じている。
  • 周囲の人の配慮もあって子育てと仕事を両立していけそうに感じている。
  • 同期の女性が管理職に昇進したと知り、予測済みではあるがショックを受けた。

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  • 育児のため残業どころかフルタイムで働くことも難しい状況。
  • 短時間勤務なので責任のある仕事を担当しているとは言えない。
  • 周りからは必要以上に配慮されて、中途半端な仕事をしているのではないかと気になる。

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  • 昇進した同期は独身で必要あれば残業する。他の同期も責任ある業務を担当するようになっている。
  • 自分は、今のような働き方をしていたら管理職になるが遅くなるか、なるのは難しいのではないかと思う
  • 仕事は、量・質ともに出産以前とは比較にならないほど軽いものになっている。
  • 総合職として採用されて頑張ってきたのにこの先どんな風にやっていけば良いのかわからない。

設問2のポイント

主訴・問題点を的確につかむことが、その後の展開の基礎となります。
CLの発言を傾聴、何が問題かをしっかり考える必要があります。

  1. CCから見た、CLの問題点=見立てを記述します。
    CCとしてCLを洞察し、問題の見立てができるかどうかが問われています。
  2. ここで問われている「問題」とは、CLの訴えていること(悩み、不安、戸惑いなど)の根本原因になっている問題であり、CL自身は気づいていない可能性が高いと思われるものです。
  3. CCによる「見立て」は仮説ではありますが、深い洞察に基づくものである必要があります。この見立てにより、CLの気づきを促すことになるからです。
  4. 「見立て」には色々な観点があり、CCによっても様々な見方がなされます。そのため、絶対的な正解や唯一の正解はありません。ただ、試験問題の回答であるということで、カテゴリはある程度限定されています。これまでに行われた過去の試験問題からは、以下のようなカテゴリが考えられます。
    • 自己理解不足
    • 仕事理解不足
    • コミュニケーション不足
    • 思い込み
    • 情報不足
    • キャリアプラン・ライフプランの検討不足
    • 変化に対する準備不足 など
  5. 見立ては様々な観点から行えるため複数考えられますが、CCとして問題であると強く思われる内容を2、3選んで、その根拠を示して記述します。
    応答の中で、CLの発言の中心となっている2~3つの応答に、CLの根拠を伴う思いや感情が表出した箇所があります。それらが、どのカテゴリの問題であるかを考え、問題を整理します。
  6. 答え方としては、自己理解不足であれば何の自己理解が不足しているのか(能力、環境、価値観、思考、行動、など)、仕事理解の不足なら何の仕事理解が不足しているのか(人事制度、組織、業界、職務、など)を具体的に述べます。
  7. 回答の文末:「〜と思われる」「と考えられる」などの表現を使い、断定的な表現を避けるのが無難です。「見立て」は飽くまでも仮説なので。
  8. 文字数:本問の回答欄はA4で4行なので、140~160文字程度です。
  9. 一度下書きを書くかどうか:時間の余裕はあまりない場合が多いもの。記述の骨子を考えながら文章作成の過程で調整できるように練習しておくのがベターです。

第6回 実技(論述)(キャリ協)

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