過去問研究

第4回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問9

2017年5月に行われた、第4回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問9について。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

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問題文

バンデューラ(Bandura,A.)が提唱した自己効力感(self-efficacy)の 4つの情報源に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 遂行行動の達成:あることについて、自分の力でやり遂げたという経験で、客観的な成否というよりも、本人が自力でやり遂げたとの実感を持つことが重要である。
  2. 代理的経験:自分と似たような立場の他者が成功するのを見聞きすることによって、あたかも自分事のように感じとり、自信をつける。
  3. 言語的説得:ある行動に対して他者から繰り返し認められたり励まされたりすると、その行動についての自己効力感が高まる。
  4. 情動的喚起:人前で話すときの緊張感、ドキドキ感など、生理的・感情的な反応が生じると、「きっとできる」といった自己効力感が増してくる。

正解

4

各選択肢について

キャリアに関する理論から、バンデューラの理論に関する設問です。

バンデューラの4つの情報源が記載されている、JILPT資料を参考に考えます。

1つ目の記述

上記資料32ページに以下の記載があります。

①遂行行動の達成:あることについて、自分の力でやり遂げたという経験である。これがもっとも自己効力感の形成に強い影響をおよぼす。客観的な成否ということよりも、本人が自力でやり遂げたという実感を持つことが重要である。

2つ目の記述

上記資料32ページに以下の記載があります。

②代理的経験:自分では直接経験をしなくても自己効力感を高めることができる。なぜなら、人は他者の体験を見聞きして学ぶことができるからである。これが代理的経験である。モデリングともいう。つまり、自分と似たような立場の他者(モデル)が成功するのを見聞きすることによって、あたかも自分事のように感じ取り、自信をつける。

3つ目の記述

上記資料32ページに以下の記載があります。

③言語的説得:ある行動に対して他者から繰り返し認められたり励まされたりすると、その行動についての自己効力感が高まる。親や教師から「絵が上手だね」と言われ続けると、より絵をうまく描こうと努力して、結果的に描画が上達し、自己効力感が上がっていく。つまり、単に褒められ認められる経験だけでなく、そのことをきっかけに行動を起こして、遂行行動の達成が伴うことで自己効力感が向上するのである。

4つ目の記述

上記資料32ページに以下の記載があります。

④情動的喚起:身体や心の中で起きた生理的・感情的な変化を体験することによっても自己効力感は形成される。人前で話をした時に、聴衆から嘲笑を受けると、ドキドキして冷や汗をかき恥ずかしさを感じる。このような経験をすると、人前で話すことへの自己効力感は低下する。反対に、リラックスして落ち着いていると、自己効力感は向上する。つまり、生理的・感情的な過剰反応をしていると自己効力感が低下するのである。もちろん、生理的・感情的変化や周囲の状況をどのように受け止めるかによっても自己効力感は異なってくる。本人にとって喜ばしい状況における情動喚起は自己効力感を向上させるであろう。

参考

第4回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第4回 学科試験 問1~問50

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