2017年5月に行われた、第4回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問5について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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問題文
相談者にメンタル不調が疑われる場合の対応について、キャリアコンサルタントが留意すべき点に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 相談者の言動が精神疾患に起因する症状の影響を受けていないかを意識して話を聴く。
- 症状を聞いて自身の診断結果を相談者に伝えたうえで専門医にリファーする。
- 相談者にメンタル不調の疑いがあることを率直に伝え、直ちに一切の支援を中止する。
- 企業等で働いている相談者の場合は、症状がいかなる程度であっても、本人の承諾の有無 に関係なく、相談者はメンタル不調の疑いがあることをその上司に対して伝える。
正解
1
各選択肢について
1つ目の記述
メンタルヘルス不調が疑われる場合には、言動を意識する必要があります。
2つ目の記述
キャリアコンサルタントは医師ではないので、診断はしません。リファーはします。
3つ目の記述
直球を投げるように率直に伝えればいいというものでもなく、対応については相談者の状態や個性に応じて検討する余地があります。また、「直ちに一切の支援を中止する」も極端な表現で、突っ込見どころ満載。
4つ目の記述
身体・生命の危険が察知される場合などの例外はありますが、「本人の承諾を得る」のが原則。