2017年5月に行われた、第4回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問39について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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問題文
職業レディネス・テスト(VRT)に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- VRTは、5つの職業領域において、職業興味がどのような傾向を示しているのかを測定する。
- VRTは、A検査の職業への興味とC検査の職務遂行の自信度の側面から職業的志向性のプロフィールが示される。
- VRTのB検査は、学習意欲の状況から受検者の基礎的志向性を測定するようになっている。
- VRTの結果のプロフィールで、パーセンタイル順位が70以上の時は、興味や志向性が強いと解釈される。
正解
2
各選択肢について
参考
- 木村周『キャリアコンサルティング 理論と実際』5訂版
- 雇用問題研究会:職業レディネス・テスト
1つ目の記述
不適切です。
職業レディネス・テストでは、生徒の興味が6つの職業領域において、どういった傾向を示しているのかを測定します。
2つ目の記述
適切です。
「雇用問題研究会:職業レディネス・テスト」の内容に沿っています。
3つ目の記述
不適切です。
B検査は、日常の生活行動について記述した64項目からなっており、各質問に対して、「あてはまる」、「あてはまらない」で答えます。生徒の基礎的志向性が職業への興味・関心の基礎となる、次の3つの志向性において、どういった傾向があるのかを測定します。
4つ目の記述
不適切です。
85パーセンタイル以上で強いと解釈されるらしいのですが、その根拠となる文献等がみつかりませんでした。