2017年5月に行われた、第4回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問35について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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目次
問題文
ジョブ・カード作成支援に関する次の説明のうち、適切なものはどれか。
選択肢
-
- キャリアコンサルタントに求められる心構えとしては、相談者は自分自身を深く理解しておらず、過去を美化したり、憶測と事実を混同したり、理想と現実の区別が曖昧になっている人であるという大前提を持って、相談者の話を聞く。
- 相談者を尊重し、信じ、受けとめるという基本姿勢が大切ではあるが、職業能力開発に主体的に取り組めない相談者に対しては、キャリアコンサルタントは、主体的な職業能力開発に取り組むよう積極的に誘導することが重要である。
- キャリアコンサルティングを行う際、対象者が職務経歴シートや職業能力証明シートの作成支援を希望している場合は、これらの様式から作成支援を始めるとよいが、事前に相談者が作成してきた内容以上の記憶を想起させるような問いかけ等を行うことは慎む。
- ジョブ・カード作成支援のはじめに作成する目的を確認する。特に、訓練等で提出を求められている場合は、作成意義を理解していないこともあるため、作成を通じて自分自身の経験を振り返り、将来の希望や目標等をともに考えるという趣旨・目的を相談者に伝え、理解を促すことが大切である。
正解
4
各選択肢について
参考
- 厚生労働省:ジョブ・カード制度
このページ掲載の資料:厚生労働省:新ジョブ・カード制度推進基本計画(PDF)
1つ目の記述
不適切です。
ジョブ・カードとは関係なく、キャリアコンサルティングの基本から外れています。
2つ目の記述
不適切です。
ジョブ・カードとは関係なく、キャリアコンサルティングの基本から外れています。
3つ目の記述
不適切です。
事前に思い出さなかったことに対する気づきの促しは必要です。
4つ目の記述
適切です。
そのことにより、訓練のより高い成果が見込めます。