2017年5月に行われた、第4回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問15について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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目次
問題文
平成25年 若年者雇用実態調査(厚生労働省 平成26年9月)で示される若年労働者(15~34歳の労働者)の傾向に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- 在学していない若年労働者のうち「3年未満」で初めて勤務した会社をやめた者の割合をみると、男女ともに6割を超えている。
- 若年正社員のうち現在の会社から「定年前に転職したいと思っている」者の割合は、「転職したいと思っていない」者の割合の2倍程度となっている。
- 在学していない若年労働者の職業生活の満足度で最も低い項目は、正社員では、「教育訓練・能力開発のあり方」、正社員以外では、「仕事の内容・やりがい」となっている。
- 事業所における若年労働者の育成方針は、正社員は、「短期的に研修等で育成する」が51.7%と最高であり、正社員以外では、「特別な研修等は行わず、社員自身に任せる」が38.3%と最高である。
正解
1
各選択肢について
以下資料の平成25年版を参考にします。
1つ目の記述
上記資料20ページに以下の記載があります。
在学していない若年労働者のうち「3年未満」で初めて勤務した会社をやめた者の割合をみると、男が 62.8%、女が 61.8%となっており、雇用形態別には、正社員で 60.3%、正社員以外の労働者では 64.2%となっている。
2つ目の記述
上記資料22ページに以下の記載があります。
若年正社員が現在の会社から「定年前に転職したいと思っている」割合は 25.7%、「転職した
いと思っていない」割合は 32.5%となっている。
3つ目の記述
上記資料25ページに以下の記載があります。
「賃金」については在学していない正社員、正社員以外の若年労働者ともに最も満足度は低く、若年正社員で2.8ポイント、正社員以外の若年労働者ではマイナス2.0ポイントとなっている。
4つ目の記述
上記資料8ページに以下の記載があります。
若年労働者の育成方針についてみると、若年正社員については、「長期的な教育訓練等で人材
を育成」する事業所割合が51.7%と最も高く、正社員以外の若年労働者については、「短期的に研修等で人材を育成」する事業所割合が 38.3%と最も高くなっている。