2017年2月に行われた、第3回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問40について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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問題文
キャリアコンサルタントが行う職業理解の支援に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- 職業理解においては、相談者の希望職種の情報は詳細に知ることが重要であるが、類似する職業や関連する業界全体の理解は不要である。
- 産業の理解においては、相談者が就業を希望する産業についてのみ理解させることが重要である。
- ハローワークの求人票は、その事業所の労働条件の中で最も高待遇な事例が記載されているだけであり、その事業所を理解するのには役に立たないことを助言しておく必要がある。
- 相談者のキャリア選択のためには、勤労観や職業観といった職業に関する基本的な考え方に関する情報や雇用情勢、労働市場に関する情報の理解を支援することも必要である。
正解
4
各選択肢について
参考
- 木村周『キャリアコンサルティング 理論と実際』5訂版
1つ目の記述
不適切です。
職業理解とは、職業、産業、事業所、雇用・経済・社会状況を理解することである。しかし、キャリア選択で最終的に判断の基準にするのは「仕事そのもの」すなわち職業である。そこで、キャリア・ガイダンスにおいては、一般に、以上のような職業、産業、雇用・経済・社会全般にわたる理解を職業理解と総称する。(上記書籍89ページ)
2つ目の記述
不適切です。
職業理解とは、職業、産業、事業所、雇用・経済・社会状況を理解することである。しかし、キャリア選択で最終的に判断の基準にするのは「仕事そのもの」すなわち職業である。そこで、キャリア・ガイダンスにおいては、一般に、以上のような職業、産業、雇用・経済・社会全般にわたる理解を職業理解と総称する。(上記書籍89ページ)
3つ目の記述
不適切です。
ハローワークの求人票は、その事業所の労働条件の中で最も高待遇な事例だけが記載されているとは限りません。
4つ目の記述
適切です。
上記書籍88-96ページの内容に沿っています。
参考