過去問研究

第3回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問4

2017年2月に行われた、第3回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問4について。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

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問題文

キャリアコンサルタントの活動範囲に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

  1. キャリアコンサルタントとして、相談者に精神的疾病の疑いがあると見立てたため、病名を告げて心療内科に相談するよう伝えた。
  2. キャリアコンサルティングの場面において、資産運用の相談を受けたので、以前ファイナンシャルプランナーの知人から紹介されていた有名なファンド商品を勧めた。
  3. 相談者に職業訓練やインターンシッププログラムなど啓発的経験に関する情報を提供した。
  4. キャリアコンサルティングの場面において、親の介護の話題を相談者が話そうとしたため、自身の専門外であることを告げて一切関わらなかった。

正解

3

各選択肢について

キャリアコンサルタントの活動範囲に関する設問です。

厚生労働省の「キャリア・コンサルティング実施のために必要な能力体系(第2版)」を参考に考えます。

1つ目の記述

同資料「Ⅱ キャリア・コンサルティングを行うための基本的知識 」の箇所に、以下のように記載されています。

10 メンタルヘルスに関する理解

(略)

代表的な精神的疾病の概要、特徴的な症状を理解した上で、疾病の可能性のある相談者に対応する際の適切な見立てと、特別な配慮の必要性について理解しているか。

専門機関へのリファーやメンタルヘルス不調者の回復後の職場復帰支援等に当たっての専門家・機関の関与の重要性、これら機関との協働による支援の必要性及びその具体的な方法について十分に理解しているか。

2つ目の記述

同資料「Ⅰ キャリア・コンサルティングの社会的意義に対する理解 」の箇所に、以下のように記載されています。

(1)活動範囲・限界の理解

キャリア・コンサルタントとしての活動の範囲には限界があることと、その限界には任務上の範囲の限界のほかに、キャリア・コンサルタント自身の力量の限界、実践フィールドによる限界があることを理解しているか。
活動の範囲内においては、誠実かつ適切な配慮を持って職務を遂行しなければならないことを十分に理解し、実践することができるか。
活動範囲を超えてキャリア・コンサルティングが行われた場合には、効果がないだけでなく個人にとって有害となる場合があることを十分に理解しているか。

3つ目の記述

同資料「Ⅲ キャリア・コンサルティングの相談実施において必要なスキル 」の箇所に、以下のように記載されています。

(4)「啓発的経験」支援

インターンシップ、職場見学、トライアル雇用等により職業を体験してみることの意義や目的について相談者自らが理解できるように支援し、その実行について助言することができるか。相談者がそれらの経験を自身の働く意味・意義の理解や職業選択の材料とすることができるように助言することができるか。

4つ目の記述

同資料「Ⅳ キャリア・コンサルティングの包括的な推進、効果的実施に係る能力」の箇所に、以下のように記載されています。

2 環境への働きかけの認識と実践

個人の主体的なキャリア形成は、個人と環境(地域、学校・職場等の組織、家族等、個人を取り巻く環境)との相互作用によって培われるものであることを認識し、相談者個人に対する支援だけでは解決できない環境(例えば学校や職場の環境)の問題点の発見や指摘、改善提案等の環境への介入、環境への働きかけを関係者と協力して行うことができるか。

参考

第3回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第3回 学科試験 問1~問50

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