2017年2月に行われた、第3回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問33について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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目次
問題文
キャリアコンサルティングのマネジメントに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 相談者の目標設定、方策の選択・実行の支援は行うが、相談結果を自ら評価することは必要としない。
- 相談者との関係構築のために、面談の初期においてはクライエントセンタードアプローチで重視されている技法を用いることも有効である。
- 相談者の意思決定を支援する際に、複数の選択肢を検討すると相談者を混乱させやすいのでキャリアコンサルタントが最適であると判断した選択肢を 1 つに絞って提案する。
- 自らがケース指導を受けることはあっても、先輩として新人のキャリアコンサルタントに対して助言や指導は行ってはならない。
正解
2
各選択肢について
参考
- 木村周『キャリアコンサルティング 理論と実際』5訂版
1つ目の記述
不適切です。
上記書籍302ページに以下の記載があります。
カウンセラーは、このケースについての結果、手段、スキルの行使などについて自己及び他人による評価を行う。
2つ目の記述
適切です。
クライエントセンタードアプローチが有効なのは面談初期に限りませんが。
3つ目の記述
不適切です。
キャリアコンサルタントが最適であると判断した選択肢を 1 つに絞ったら、相談者の代わりに意思決定を行うことになってしまいます。
4つ目の記述
不適切です。
経験を積みスキルが上がっていけば、後進への助言や指導をする側にまわることもあり得ます。
参考