2017年2月に行われた、第3回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問31について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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問題文
グループカウンセリングの運営に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 参加者同士の情報交換は不正確な情報や間違った情報を蔓延させるリスクが高いので、運営のルールとして禁止する。
- メンバー同士の仲間意識を醸成することは、共感性や支え合い、安心感の醸成にも役立つ。
- グループカウンセリングは集団活動であるので、ソーシャルスキルが不十分な学生などの若者に用いることは避ける。
- グループメンバーに様々な役割を与えることは、反感・反発を受けることが多く、グループダイナミクスの醸成が困難になるので行わない。
正解
2
各選択肢について
参考
- 木村周『キャリアコンサルティング 理論と実際』5訂版
1つ目の記述
不適切です。
グループ・アプローチとは、「共通の目標と類似の問題を有するクライエント数人が会合し、リーダーの助言のもとに相互の情報、意見を交換し合うことによって、各自の問題解決に資することを目的にするグループ活動」である。(上記書籍310ページ)
なるべくメンバー自身に必要な情報提供をさせる。(上記書籍322ページ)
2つ目の記述
適切です。
3つ目の記述
不適切です。
ソーシャルスキルが不十分な学生などの若者のソーシャルスキルトレーニングにグループアプローチがしばしば用いられます。
4つ目の記述
不適切です。
グループのメンバーには一連の役割が設定され、その役割に従って、特定の機能が実行されます。(上記書籍311ページ)
参考