2017年2月に行われた、第3回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問28について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
より丁寧&正確を心がけています。
万一間違っていたらごめんなさい&ご指摘願います。
外部サイトへのリンクは、各サイトの都合でページURLが変更となるなどして、切れる場合があります。ご了承ください。気付き次第修正します。
問題文
キャリアコンサルティングに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
- ナラティブアプローチでは、キャリアコンサルタントは相談者の今もっているストーリーを、望ましい未来へのストーリーに書き換える共著者として支援する。
- 学習理論に基づくアプローチでは、相談者に対して行った心理検査の結果を分析し、その人に最も合った職業選択を支援する。
- 来談者中心療法に基づくアプローチでは、相談者を中心として、その周辺に存在する人々のパーソナリティを分析することで、相談者と周囲の良好な人間関係の構築を支援する。
- ゲシュタルト療法に基づくアプローチでは、相談者のキャリア・アダプタビリティの向上を目標として、相談者の働くことに対するモチベーションを高めることを支援する。
正解
1
各選択肢について
1つ目の記述
適切です。
2つ目の記述
不適切です。
クルンボルツは、これまで社会的学習理論を中心に据えてキャリアを検討してきた。そこでは、到達すべき目標を設定して、達成すべき課題に接近できるように学習して行くことが重要であると主張してきた。(上記JILPT資料46ページ)
3つ目の記述
不適切です。
ロジャーズの来談者中心療法に基づくアプローチでは、相談者の自己成長の力を信じ、その力と決断力を中心に進めていきます。
4つ目の記述
不適切です。
ゲシュタルト療法に基づくアプローチでは、「今、ここ」での気づきに焦点を当てて、相談者の中にある心と体の内部の統合を支援します。
参考