2016年11月に行われた、第2回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問44について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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目次
問題文
相談者の方策の実行の支援に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- キャリアコンサルタントは可能性のある方策のメリット・デメリットを検討し、ベストなものだけを相談者に提供する。
- 方策の内容、目的、原理、プロセス、結果、結果から得られるメリット・デメリット、しなくてはならない活動を相談者に説明する。
- 方策の実行を進める過程での情報収集・提供はキャリアコンサルタントが責任を持って全て行い、相談者に情報収集はさせない。
- 方策を検討する過程では、相談者の意欲を低下させないために否定的な情報は提供しない。
正解
2
各選択肢を検討
参考
- 木村周『キャリアコンサルティング 理論と実際』5訂版
1つ目の記述
不適切です。
可能性のある方策をいくつか考えて、そのメリット、デメリットを検討し、その中から一つを選択するのは、キャリアコンサルタントではなく相談者。(上記書籍291ページ)
2つ目の記述
適切です。
上記書籍291ページの内容に沿っています。
3つ目の記述
不適切です。
情報提供では、カウンセラーが情報そのものを提供するよりも、クライエントが情報を得る方法を教えるのが原則です。(上記書籍293-294ページ)
4つ目の記述
不適切です。
否定的な情報は、クライエントに自己学習させます。カウンセラーは一般的な情報を与え、クライエントがそれをもとにして、自分の期待内容等を再評価し、現実に合わせるようにさせます。(上記書籍294ページ)