2016年11月に行われた、第2回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問43について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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目次
問題文
学習方策や自己管理方策の支援に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- キャリアコンサルタントは、相談プロセスを通じて相談者に目標を与え、一度立てた目標はいかなる事情があろうとも修正しないように指導する。
- 学習方策におけるスキル(技能)の学習とは、特定の職業能力を指し、人間関係、意思決定は含まれない。
- キャリアコンサルタントは、相談者の適応を妨げるような習癖や行動パターンの矯正には一切関わらない。
- 相談者が方策に取り組む意欲を引き出すためには、達成可能な下位目標やサブターゲットを立案し、その実行に対する相談者の努力を認めることも有効である。
正解
4
各選択肢を検討
参考
- 木村周『キャリアコンサルティング 理論と実際』5訂版
1つ目の記述
不適切です。
目標を決めるのは相談者であり、目標は固定的ではなく変更可能です。(上記書籍288ページ)
2つ目の記述
不適切です。
学習方策におけるスキル(技能)の学習とは、単に特定の職業能力のことではなく、職業やキャリアを自分で探索、選択、決定、形成するのに必要な知識・技能であり、例えば、人間関係、意思決定、情報探索、職業選択などの能力です。(上記書籍297-298ページ)
3つ目の記述
不適切です。
相談者の適応を妨げるような習癖や行動パターンの矯正を、キャリアコンサルタントは支援します。(上記書籍299ページ)
4つ目の記述
適切です。
上記書籍300ページの内容に沿っています。