2016年11月に行われた、第2回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問28について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
より丁寧&正確を心がけています。
万一間違っていたらごめんなさい&ご指摘願います。
外部サイトへのリンクは、各サイトの都合でページURLが変更となるなどして、切れる場合があります。ご了承ください。気付き次第修正します。
目次
問題文
カウンセリングアプローチの説明に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- 現実療法的カウンセリングでは、職業興味検査、適性検査などの心理検査を活用し、その相談者に最も適した職業選択の基準を構築することを目標とする。
- 統合的生涯設計(Integrative Life Planning)に基づくカウンセリングでは、「個人の満足」を満たす方策を見出すことを最優先の目標とする。
- 特性因子論に基づくカウンセリングでは、相談者に対して、簡単な受容、内容の再陳述、感情の反射、明確化などの技法を用いることで、相談者が自己一致した状態となることを目標とする。
- キャリア構築カウンセリングでは、相談者のキャリア・ストーリーの構築、脱構築、再構築、共同構築などにより、相談者がより満足できる脚本作りを目標とする。
正解
4
各選択肢を検討
参考
- 宮城まり子『キャリア・カウンセリング』初版
1つ目の記述
不適切です。
特性因子理論的カウンセリングの説明に近いです。(上記書籍137ページ)
現実療法では、現在の満たされない重要な人間関係に焦点を当てて問題解決をはかります。
2つ目の記述
不適切です。
ハンセンは、キャリア開発とその計画においては、自分の個人的な人生上の満足だけに焦点を当てるのではなく、意味ある人生のため、「自分にも社会にも役立つ意義ある仕事」を行う視点に立ってキャリア選択を行うことが重要であると述べました。(上記書籍110ページ)
3つ目の記述
不適切です。
特性因子論的カウンセリングでは、様々な心理検査などを用いてアセスメントを行い、クライエントの特性を分析し、クライエントの特性と職業・職務のマッチングを行います。(上記書籍137ページ)
4つ目の記述
適切です。