2016年11月に行われた、第2回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問13について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
より丁寧&正確を心がけています。
万一間違っていたらごめんなさい&ご指摘願います。
外部サイトへのリンクは、各サイトの都合でページURLが変更となるなどして、切れる場合があります。ご了承ください。気付き次第修正します。
目次
問題文
転機に遭遇している相談者に対して、シュロスバーグ(Schlossberg,N.K.)の理論に基づいて支援する際の視点に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
- 転機を適切に乗り越えるためには、普段からキャリア・アダプタビリティを高める支援が重要である。
- 「予測していた転機」(Anticipated transitions)、「予測していなかった転機」(Unanticipated transitions)、「期待していたものが起こらなかった転機」(Non-event transition)の中で、「予測していなかった転機」を最も大きな問題として考える。
- 転機を評価する際には、相談者の適性、能力、興味・関心、価値観などと比較して検討する。
- 転機を乗り越える際には、Situation(状況)、Self(自己)、Supports(支援)、Strategies (戦略)の 4S の点検が必要であるとした。
各選択肢を検討
キャリア関連理論から、シュロスバーグさんの理論について。
キャリア・アダプタビリティの向上について
発達課題やトランジションに対処するためにキャリア・アダプタビリティを予め向上させておくことが求められていると言ったのはサビカスでした。
シュロスバーグが問題だと主張する転機
シュロスバーグは、予期したことが起こらなかった場合のショックが問題だと主張しました。他人にわかりにくいので周りからのサポートが受けられず、一人で悩むケースが多いからだそうです。
と養成講座のテキストに書いてあります。
転機を支援する際の評価視点
シュロスバーグが挙げた、転機を支援する際の評価視点は以下の4つ。
- 転機による影響度合い:人生設計や生活に影響する程度
- 転機を迎えた時期:転機がやってきたタイミング
- 転機への影響力:CL自身で制御が可能か、サポートは受けられるか
- 時間軸:転機が続く時間的な長さ
シュロスバーグによる転機の乗り越え方
シュロスバーグは、転機の対処法を以下の2段階で提唱しました。
- 4S(4つのリソース)の点検
- 変化を受け入れる気持ちを作った後、戦略的な計画を立てる
正解
4