過去問研究

第17回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問48

2021年6月に行われた、第17回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問48について。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

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問題文

環境への働きかけの認識及び実践に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 社員相談室でのキャリアコンサルティングを通じて、多くのケースで過重残業が問題となっていたため、人事部長に全社的な残業問題の解決を提案した。
  2. 学生への進路相談において、母親との意見の食い違いが解決できないとの訴えがあったため、クライエントの同意を得て、母親を含む三者面談を行った。
  3. キャリアコンサルティングの過程で、ハラスメントの問題が判明したため、キャリアコンサルタント独自の判断で、ハラスメント対策委員会に報告した。
  4. 地域住民対象のキャリア相談会でのキャリアコンサルティングの実施報告の中で、行政に反映すべき包括的な地域の課題を提示した。

正解

3

各選択肢を検討

環境への働きかけに関して、倫理綱領や能力要件から判断できる基本的なアプローチで考えます。

1つ目の記述

適切です。

新能力体系の、「Ⅳ キャリアコンサルタントの倫理と行動>二 環境への働きかけの認識及び実践」の下記記載から適切と判断できます。

個人の主体的なキャリア形成は、個人と環境(地域、学校・職場等の組織、家族等、個人を取り巻く環境)との相互作用によって培われるものであることを認識し、相談者個人に対する支援だけでは解決できない環境(例えば学校や職場の環境)の問題点の発見や指摘、改善提案等の環境への介入、環境への働きかけを、関係者と協力(職場にあってはセルフ・キャリアドックにおける人事部門との協業、経営層への提言や上司への支援を含む)して行うことができること。

2つ目の記述

適切です。

前項に挙げた記載および倫理綱領の下記記載から適切と判断できます。

(組織との関係)
第 11 条 組織との契約関係にあるキャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを行うにあたり、相談者に対する支援だけでは解決できない環境の問題や、相談者の利益を損なう問題等を発見した場合には、相談者の了解を得て、組織への問題の報告・指摘・改善提案等の環境への働きかけに努めなければならない。

家庭は組織の原型、組織の一形態です。

3つ目の記述

不適切です。

前項に挙げた倫理綱領第11条より、相談者の了解を得て、組織への問題の報告をしなければならなかったのであって、キャリアコンサルタント独自の判断でハラスメント対策委員会に報告したのはまずい、と判断できます。

倫理綱領と能力体系のどちらにもあるように、相談者のプライバシーや相談内容は相談者の許可なしに決して口外してはならないのであって、守秘義務違反になってしまいます。

4つ目の記述

適切です。

1つ目の記述のところで挙げた能力要件から適切と判断できます。

個人の主体的なキャリア形成は、個人と環境(地域を含む個人を取り巻く環境)との相互作用によって培われるものであることを認識し、相談者個人に対する支援だけでは解決できない環境(地域行政も含めて)の問題点の発見や指摘、環境への働きかけを、実践しているわけです。

参考

第17回 学科試験 問1~問50

問1 問2 問3 問4 問5 問6 問7 問8 問9 問10 問11 問12 問13 問14 問15 問16 問17 問18 問19 問20 問21 問22 問23 問24 問25 問26 問27 問28 問29 問30 問31 問32 問33 問34 問35 問36 問37 問38 問39 問40 問41 問42 問43 問44 問45 問46 問47 問48 問49 問50

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