過去問研究

第17回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問2

2021年6月に行われた、第17回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問2について。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

より丁寧&正確を心がけています。

万一間違っていたらごめんなさい&ご指摘願います。

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問題文

「キャリアコンサルティングの実態、効果および潜在的ニーズ ―相談経験者 1,117 名等の調査結果より」(独立行政法人労働政策研究・研修機構、2017 年 3 月)において述べられている「相談内容」に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

  1. 相談内容で多いものの上位 3つは「転職」、「仕事内容」、「職場外の人間関係」であった。
  2. 相談者の性別による相談内容の違いを見ると、男性の方が回答が多かったのは「定年後の就職、仕事」、女性の方が回答が多かったのは「結婚・出産・育児」や「残業や労働負荷」であった。
  3. 20代前半では、ほかの年代と比べて「学生時代の就職活動」、「精神面の病気・不調」、「家族の介護」が多い。
  4. 相談場所・機関が「企業内」である場合、他の相談場所・機関と比べて「転職」に関わるものが多い。

正解

2

各選択肢を検討

問2も初出の資料が出典でした。

やや古い調査の報告書ですが、キャリアカウンセリングを行う際に今後しばらくの間は役立ちそうな内容が満載です。

参考

下記ページにPDFで資料が掲載されていて、全文または分割版で読むことができます。

1つ目の記述

不適切です。

「職場外の人間関係」が上位にくるか?と違和感を感じたいところです。

上記資料59ページにキャリアコンサルティングの相談内容が表で掲載されています。なお、上位トップ5は以下の通り。

  1. 転職 53.8%
  2. 仕事内容 35.3%
  3. 自分の職業の向き不向き 24.8%
  4. 賃金や処遇 22.0%
  5. モチベーション・アップ 18.3%

2つ目の記述

適切です。

上記資料60~61によれば、

  • 相談内容の上位3つは男女ともに「転職」「仕事内容」「自分の職業の向き不向き」で、割合は異なるものの相談内容の傾向は同じ。
  • ただし、同じ相談内容について男女でどちらが多いかを検討すると、「自分の職業の向き不向き」「仕事内容」「残業や労働負荷」「結婚・出産・育児」は女性の方が多く、男性の方が多かった相談内容は「定年後の就職、仕事」。

3つ目の記述

不適切です。

上記資料62ページに、年代別の相談内容が表でまとめられています。

「精神面の病気・不調」は第8位と確かに他の年代と比べて高めに入ってきてはいるのですが、「家族の介護」はどの年代でも相談内容上位にはないことは押さえておきたいところ。

なお、20代前半の相談内容トップ5は以下の通りです。

  1. 学生時代の就職活動 47.1%
  2. 仕事内容 39.1%
  3. 自分の職業の向き不向き 29.7%
  4. 転職 23.9%
  5. (学生時代以外の)就職活動、求職活動 23.2%

4つ目の記述

不適切です。

会社の中で、自分の転職について相談する人が多いということがあるか?という常識的なところで不適切と判断できます。

なお、上記資料75ページでは、相談場所別で以下のように整理されています。

  • 企業の中ではモチベーション・アップや配置転換・出向・転籍、職場内外の人間関係に関する相談内容が多い
  • 企業の外では転職の相談が多い
  • 学校では、就職活動や進学・留学の相談
  • 公的機関では学校卒業後の就職活動の相談が多い
  • その他の相談機関では、まさにその他の様々な相談内容が多い

参考

第17回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第17回 学科試験 問1~問50

※問13まで解説済み(問10を除く)。問14以降は鋭意作成中。

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