過去問研究

第17回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問11

2021年6月に行われた、第17回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問11について。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

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問題文

認知行動療法の技法に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 不快な気持ちにおそわれた場合、身体の状態や、そのように考える根拠は何かをクライエント自身に考えてもらう。
  2. 嫌な考えが現実化する可能性がどの程度あるのかをクライエント自身にチェックしてもらう。
  3. 抑圧された欲求をクライエントが意識化する過程で示した抵抗を分析する。
  4. 間違ったものの見方を修正し変更することによって、問題を解決しようとする。

正解

3

各選択肢を検討

本問の直接の出典はわかりませんでしたが、下記参考資料等で認知行動療法を含むカウンセリング理論を学んでおけば、対応できる問題だと思います。

1つ目の記述

適切です。

認知行動的アプローチでは、クライエントが答えを見つけられるよう導き、クライエントがカウンセラーよりも自分自身を頼れるような方法を学べるよう支援する上で、ソクラテス式質問法(問答を重ねることで、話し相手を自発的な気づきへと導く対話法)が用いられます。

例えば、
・それについてあなたはどう思いますか?
・それはあなたにとって何を意味しますか?
といった質問を投げかけ、クライエントに考えさせます。(JILPT資料、128ページ)

2つ目の記述

適切です。

まるで占い師のように「自分は何が起きるかわかる」と考え、「将来悪いことが起こる」と確信をもって予測してしまう(破局化思考)のも、自動思考のよくあるパターン(認知の歪み・思考の誤り)の1つです。

自動思考の内容を振り返り、より適切なものへと変容させていく方法としては、「自動思考の根拠の検討」があり、クライエント自身が自分の思考パターンを現実場面に照らし合わせて検討する中で、その思考の偏りや柔軟性のなさに気づいていくことであり、これができるように、カウンセラーはソクラテス式質問法を用いていきます。(JILPT資料、128~129ページ)

3つ目の記述

不適切です。

抑圧、意識化、抵抗を分析、というワードはいかにも精神分析的です。

精神分析的アプローチでは、抑圧されている無意識を意識化させることで、自己理解を深め、症状や悩みの解消を目指します。(JILPT資料、102ページ)

4つ目の記述

適切です。

認知行動的アプローチの中でも、認知に焦点を当てた方法(認知療法)であは、人間の物事の捉え方・出来事の認識の仕方(認知)に着目し、より役に立つものへと変容させていくことをねらいとした心理療法です。(JILPT資料、129ページ)

参考

第17回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第17回 学科試験 問1~問50

※問40まで解説済み(問10、問35を除く)。問41以降は鋭意作成中。

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