過去問研究

第15回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題 問3(キャリ協)

第15回 キャリアコンサルタント 論述試験問題(キャリ協)、問3の解答例と解説。

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第15回 キャリアコンサルタント 論述試験問題(キャリ協)

※回答例は飽くまでも1つの例です。
※試験開催側による模範解答は公開されていないため、得点が高いかどうかも不明です。

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設問3

あなたが考えるCLの問題(①)とその根拠(②)について、CLの言動を通じて、具体的に記述せよ。(20点)2×10点

解答例

CLの問題(①)

①今後の仕事の進め方が分からず、モチベーションが大きく低下している、②課長の役割に関する仕事理解不足、③部長とのコミュニケーション不足とそれによる思い込み。(78文字)

その根拠(②)

①冒頭の記述「今後どのように~、下がっている」の記述等、②部長からの指摘は自身に当てはまる部分もありそうなのに自省がない様子、③「頭にきた」と感情的に反応し、部長は職場の現状を見ていないと決めつけ、それ以降部長に相談しなくなってしまったこと。(121文字)

解説

問題はたくさんありますが、スペースが限られているので、箇条書きにしました。

養成講座では、「とにかくたくさん詰め込んで」と言う講師もいれば、「主なものを2、3ピックアップして」と言う講師もいます。

正答が公開されておらず、また対人援助という職種の性質上、絶対の正解はありません。

挙げた問題点が、事例の的から外れていなければ合格点はもらえるのではないでしょうか。

設問3の回答のポイント

※第15回以降各回共通

面接において、問題点を的確につかむことがその後の展開の基礎となるため、問題点の把握は重要。しっかり練習して、実技試験でもしっかり得点したいものです。

問題点を把握するには、受容的な態度でCLの発言を傾聴する必要があります。

  1. CCから見た、CLの問題点=見立てを①に、そのように考えた根拠を②に記述します。
    CCとしてCLを洞察し、問題の見立てができるかどうかが問われています。
  2. ここで問われている「問題」とは、CLの訴えていること(悩み、不安、戸惑いなど)の根本原因になっている問題であり、CL自身は気づいていない可能性が高いと思われるものです。
  3. CL自身が問題と感じていることで、それがCCから見ても問題であれば、それも含めます。
  4. CCによる「見立て」は仮説ではありますが、深い洞察に基づくものである必要があります。この見立てにより、CLの気づきを促すことになるからです。
  5. 「見立て」には色々な観点があり、CCによっても様々な見方がなされます。そのため、絶対的な正解や唯一の正解はありません。ただ、試験問題の回答であるということで、カテゴリやパターンはある程度限定されています。これまでに行われた過去の試験問題からは、以下のようなカテゴリが考えられます。
    • 自己理解不足
    • 仕事理解不足
    • コミュニケーション不足
    • 思い込み
    • 情報不足
    • キャリアプラン・ライフプランの検討不足
    • 変化に対する準備不足 など
  6. 見立ては様々な観点から行えるため複数考えられますが、CCとして問題であると強く思われる内容を2、3選んで①に記述、その根拠を②に示します。
    応答の中で、CLの発言の中心となっている2~3つの応答に、CLの根拠を伴う思いや感情が表出した箇所があります。それらが、どのカテゴリの問題であるかを考え、問題を整理します。
  7. 答え方としては、自己理解不足であれば何の自己理解が不足しているのか(能力、環境、価値観、思考、行動、など)、仕事理解の不足なら何の仕事理解が不足しているのか(人事制度、組織、業界、職務、など)を具体的に述べます。
  8. 回答の文末:箇条書きではなく、文章にする場合は、「〜と思われる」「と考えられる」などの表現を使い、断定的な表現を避けるのが無難です。「見立て」は飽くまでも仮説だし、回答しているのは「あなたが考えるCLの問題」なので。
  9. 文字数:本問の回答欄はA4で①2行・②3行なので、回答の文字数目安は①70~80文字、②95~120文字程度です。
  10. 一度下書きを書くかどうか:時間の余裕はあまりない場合が多いので、要素の箇条書き程度の下書きから文章を作成できると良いでしょう。記述の骨子を考えながら、文章作成の過程で調整できるように練習しておくのがベターです。

設問3練習のポイント

※第15回以降各回共通

第14回以前の設問2に類する問いです。

第14回以前の過去問も練習問題として活用し、過去にどのような問題がCLの問題として取り上げられていたかも把握しましょう。過去問をしゃぶりつくしてパターンを心身に叩き込むと、楽に解けるようになりましょう。

人は一人一人異なるので、目の前の一人に寄り添い、その人のための応答をCCとしては行います。でも、相談内容をある程度のパターンに当てはめて問題を類推していくことは、現場でも日常的に行うことであり、決して悪いことではありません。

むしろ、たくさんの事例とパターンを知っているのはカウンセラーとしては財産なのであり、強味となります。

受験者にとって事例とパターンに関する知識は強力な武器。先に述べたように、第14回以前の過去問も練習問題として活用し、パターンに当てはめて考える練習もしてみることをお勧めします。

第15回 実技(論述)(キャリ協)

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