過去問研究

第15回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問20

2020年11月に行われた、第15回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問20について。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

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問題文

「令和元年版労働経済の分析」(厚生労働省)で述べられた、人手不足の下での「働き方」をめぐる課題に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

  1. 人手不足が職場に与える具体的な影響について、「従業員の働きがいや意欲の低下」を挙げる割合が高いのは、労働者(正社員)よりも企業である。
  2. 既婚女性の場合、勤務先で育児休業制度が利用可能でかつ利用しやすい雰囲気があると、出産後も同一企業に就業継続する割合が高い。
  3. 働きやすさの向上に資する企業の雇用管理やワーク・ライフ・バランスに関する取組みが、人手不足を緩和させる可能性は低い。
  4. 企業規模が大きいほど、働き方改革に関する取組みの実施率が低下する傾向にあり、中小企業で取組みが先行していることが示唆される。

正解

2

各選択肢を検討

1つ目の記述

不適切です。

上記資料115ページに以下の記載があります。

人手不足が職場環境に及ぼす具体的な影響をみると、労使ともに、「残業時間の増加、休暇取得数の減少」が最も多く挙げられており、次いで、企業では、「能力開発機会の減少」「離職者の増加」、労働者では、「従業員の働きがいや意欲の低下」「離職者の増加」などが挙げられている。

2つ目の記述

適切です。

上記資料145ページに以下の記載があります。

妻の就業形態で利用可能な育児休業制度があると、出産後も転職や離職せずに同一就業を継続する女性の割合が大幅に高くなっていることが分かる。その割合は、育児休業制度を利用しやすい雰囲気があると、さらに高くなっていることが分かる。

3つ目の記述

不適切です。

上記資料122ページの内容に反しています。

引用するにはちょっと長いのですが以下引用です。

「働きやすさ」は、働く人が安心して快適に働ける職場環境を示す概念であり、現在の職場における公正さや、将来的なライフイベントに応じた働き方の選択の可能性につながっていくものである。労働時間や休暇、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)などに関連する雇用管理と比較的関係が深いものと考えられる。

「働きがい」は、働く人が生き生きと誇りをもって熱心に働ける職場環境を示す概念であり、現在の職場における達成感や将来的な仕事の上での成長可能性につながっていくものである。目標設定、仕事の進め方、進捗管理等の人材マネジメントと比較的関係性が深いものと考えられる。

それでは、これらの「働きやすさ」と「働きがい」の相互の関係性についてはどのように考えれば良いであろうか。「働きがい」は働く人の仕事への積極的な関わりを促す要因(プッシュ要因)である一方で、「働きやすさ」はそれを疎外する要因(プル要因)を取り除くものであると考えられる。そうであれば、いわば、「働きがい」は「働きやすさ」を前提として成り立つものであり、職場の「働きやすさ」なくして、持続的な「働きがい」は実現しない。い
わば、「働きやすい」職場環境は、よりよい職業生活を送るための基盤となり、前提となるインフラストラクチャーであるといえる。

これまで働く人の視点から「働きやすさ」と「働きがい」について見てきたが、企業の立場から見ればどうだろうか。人手不足に直面している企業が多い現状において、働きやすい職場環境の整備は、女性や高齢者のみならず、あらゆる人材の確保のためにも重要である。それに加え、働きがいのある職場では、働く人はより積極的に仕事にコミットするため、働く意欲やモチベーションが高まる可能性が高い。このような、働きやすく働きがいのある職場では、働く人にとっては自己充足感や達成感が得られるとともに、企業から見れば、企業の人的資本が効率的に活用されている状態ともいえ、生産性やパフォーマンスにもポジティブな影響が出ることが想定される。また、雇用の流動化が進む中で、働く人が自分で働く場所を選択する可能性が高くなっている環境下では、「働きやすさ」や「働きがい」といった働く人の視点からの評価を高めることは、当面の人手不足の解消のみならず、中長期的な企業の基幹となる人材を確保し、その能力を十分に発揮してもらうために重要である。

4つ目の記述

不適切です。

上記資料163ページに以下の記載があります。

企業規模別に働き方改革の取組をみると、ほとんどの取組において企業規模が小さくなるほど実施率が低くなっており、中小企業における取組が遅れていることが分かる。

参考

第15回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第15回 学科試験 問1~問50

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