2020年3月に行われた、第14回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問2について。
国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。
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問題文
キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する厚生労働省令改正(平成30年7月)によって示された、キャリアコンサルタントが担うべき役割等に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
選択肢
- キャリアコンサルタントが担うべき役割として、非正規の若者、子育て女性、シニア等、また仕事と治療の両立等のキャリア形成上の具体的な課題解決への貢献が示された。
- キャリアコンサルタントが担うべき役割として、リカレント教育等の職業生活設計に即した学び直しの具体の機会への結びつけ、そのキャリア形成上の活用支援が示された。
- キャリアコンサルタントが担うべき役割として、企業内での労働者の職業能力開発向上を支援するため、目標管理制度の整備と管理者支援の役割発揮が示された。
- 職業能力開発推進者の選任方法について、「キャリアコンサルタント等の職業能力開発推進者の業務を担当するために必要な能力を有する者」から選任するものとされた。
正解
3
各選択肢を検討
参考
上記ページ掲載「職業能力開発促進法施行規則及び職業能力開発促進法施行規則第四十八条の十七第一項第一号及び第二号に規定する講習の指定に関する省令の一部を改正する省令」の「概要」
1つ目の記述
適切です。
上記資料3ページ目に以下の記載があります。
キャリアコンサルタントが担うべき役割の拡大
キャリア形成に関わる社会環境変化、労働政策上の要請等の下、キャリアコンサルタントの役割は、以下のように拡大。
■非正規の若者、子育て女性、シニア等、また仕事と治療の両立等のキャリア形成上の具体的な課題解決への貢献
■職業生活設計に即した学び直しへの結びつけ、キャリア形成上の活用支援
■企業内での効果的なキャリア支援の仕組み(セルフ・キャリアドック等)整備、担い手としての役割発揮
2つ目の記述
適切です。
上記資料2ページ目に、キャリアコンサルタントの能力要件の見直しによって拡充強化されたポイントとして、以下の記載があります。
○リカレント教育等による個人の生涯にわたる主体的な学び直しの促進に関する知識・技能
3つ目の記述
不適切です。
目標管理制度の整備と管理者支援の役割発揮は、キャリアコンサルタントの役割ではありません。
4つ目の記述
適切です。
上記資料1ページ目に以下の記載があります。
職業能力開発推進者の選任方法(職業能力開発促進法施行規則の一部改正)
上記1のキャリアコンサルタントの能力要件の見直し等を踏まえ、職業能力開発推進者を「キャリアコンサルタント等の職業能力開発推進者の業務を担当するための必要な能力を有する者」から選任するものとする。
参考
第14回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒
第14回 学科試験 問1~問50
問1 問2 問3 問4 問5 問6 問7 問8 問9 問10 問11 問12 問13 問14 問15 問16 問17 問18 問19 問20
※続きは鋭意作成中※