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第12回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題 問2(キャリ協)

投稿日:2019年7月21日 更新日:

第12回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)、問2の解答例と解説。

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第12回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)

設問2

キャリアコンサルタントとして、あなたが考える相談者の「問題」を記述せよ。(10 点)

解答例

就職先の決定に際し、どうするべきか迷い悩んでいる。CL4の発言から、自己の適職や強味、価値観などについての自己理解不足が考えられる。また、CL3の発言からホテル業界以外の職種に関する仕事理解不足、CL5の発言からホテル以外の業界についての仕事理解不足が考えられる。また、CL5からは母親とのコミュニケーション不足も問題と思われる。(165文字)

解説

1つ目に、CL目線でも主訴となっていることを入れました。内々定をもらったアルバイト先の正社員になるんだ!と決心しきれず悩み迷っているのは、CC目線からも問題と思われるからです。

2つ目は、CLの自己理解不足です。大学入学以来続けてきたアルバイト先のホテルから内々定をもらい、就活に時間をとられることなくアルバイトを続けましたが、自分の適職や強味、価値観などについての自己理解を深めていなかったため、もっと自分に合う仕事があるのでは、もっとやりがいのある仕事があるのでは、と考えてしまっているように思われます。

3つ目は、仕事理解不足です。アルバイト先のホテルでお客さんとお話するなどして、ホテル以外の業界について関心を抱き始め、自分は広い世の中のほんの少ししか知らないまま就職先を決めようとしていたのだと気づいたようです。

逐語でのCL発言要旨

  • 大学入学以来続けてきたアルバイト先のホテルからホテルから内定をもらえば、就活に時間をとられることなくアルバイトを続けられると思い、内々定をもらった。
  • このままホテルに就職していいのか、他の業界の方がよかったのではないか、迷っている。

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  • 内々定をもらったホテルは、知名度も格式もあり、客層も良く、良い職場だと思っている。
  • 今のアルバイト先の仕事は、世の中のほんの一部でしかなく、世の中には色々な仕事があるが、自分はそれらを知らないまま就職先を決めてしまった。

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  • 自分に合う仕事、やりがいのある仕事は、他にあるのではないかと考えるようになったが、どんな業界があるかよく知らない。。
  • 今から就職活動をするのでは遅すぎ、どうしていいかわからない。
  • 卒業までに就職が決まらないことで、母親に心配をかけたくない。

設問2のポイント

主訴・問題点を的確につかむことが、その後の展開の基礎となります。
CLの発言を傾聴、何が問題かをしっかり考える必要があります。

  1. CCから見た、CLの問題点=見立てを記述します。
    CCとしてCLを洞察し、問題の見立てができるかどうかが問われています。
  2. ここで問われている「問題」とは、CLの訴えていること(悩み、不安、戸惑いなど)の根本原因になっている問題であり、CL自身は気づいていない可能性が高いと思われるものです。
  3. CCによる「見立て」は仮説ではありますが、深い洞察に基づくものである必要があります。この見立てにより、CLの気づきを促すことになるからです。
  4. 「見立て」には色々な観点があり、CCによっても様々な見方がなされます。そのため、絶対的な正解や唯一の正解はありません。ただ、試験問題の回答であるということで、カテゴリはある程度限定されています。これまでに行われた過去の試験問題からは、以下のようなカテゴリが考えられます。
    • 自己理解不足
    • 仕事理解不足
    • コミュニケーション不足
    • 思い込み
    • 情報不足
    • キャリアプラン・ライフプランの検討不足
    • 変化に対する準備不足 など
  5. 見立ては様々な観点から行えるため複数考えられますが、CCとして問題であると強く思われる内容を2、3選んで、その根拠を示して記述します。
    応答の中で、CLの発言の中心となっている2~3つの応答に、CLの根拠を伴う思いや感情が表出した箇所があります。それらが、どのカテゴリの問題であるかを考え、問題を整理します。
  6. 答え方としては、自己理解不足であれば何の自己理解が不足しているのか(能力、環境、価値観、思考、行動、など)、仕事理解の不足なら何の仕事理解が不足しているのか(人事制度、組織、業界、職務、など)を具体的に述べます。
  7. 回答の文末:「〜と思われる」「と考えられる」などの表現を使い、断定的な表現を避けるのが無難です。「見立て」は飽くまでも仮説なので。
  8. 文字数:本問の回答欄はA4で4行なので、140~160文字程度です。
  9. 一度下書きを書くかどうか:時間の余裕はあまりない場合が多いもの。記述の骨子を考えながら文章作成の過程で調整できるように練習しておくのがベターです。

第12回 実技(論述)(キャリ協)

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