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第12回 キャリアコンサルタント 学科試験問題 問8

投稿日:2019年7月21日 更新日:

2019年7月に行われた、第12回キャリアコンサルタント 学科試験問題の問8について。

国家資格キャリアコンサルタント過去問題一問一答集、詳しい解説・出典付き。

より丁寧&正確を心がけています。

万一間違っていたらごめんなさい&ご指摘願います。

問題文

ホール(Hall, D. T.)が提唱するプロティアン・キャリアの特徴に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

  1. 「心理的成功」よりは、「地位、給料」を重視する。
  2. 「私は何をすべきか(組織における気づき)」よりは、「自分は何がしたいのか(自己への気づき)」を重視する。
  3. 「市場価値」よりは、「組織で生き残ることができるか」を重視する。
  4. 「自分を尊敬できるか(自尊心)」よりは、「この組織から自分は尊敬されているか(他者からの尊敬)」を重視する。

正解

2

各選択肢を検討

参考

  • 渡辺三枝子『キャリアの心理学』第2版

上記書籍173ページにある、伝統的キャリアとプロティアン・キャリアの対比表が参考になります。
以下に引用します。

プロティアン・キャリア 伝統的キャリア
主体者 個人 組織
核となる価値観 自由、成長 昇進、権力
移動の程度 高い 低い
重要なパフォーマンス側面 心理的成功 地位、給料
重要な態度側面 仕事満足感
専門的コミットメント
自分を尊敬できるか(=自尊心)
組織コミットメント
この組織から自分は尊敬されているか
(他者からの尊敬)
重要なアイデンティティ側面 自分は何がしたいのか
(=自己への気付き)
私は何をすべきか
(組織における気付き)
重要なアダプタビリティ側面 仕事関連の柔軟性
現在のコンピテンシー
組織関連の柔軟性
(測度=組織で生き残ることができるか)

1つ目の記述

不適切です。

パフォーマンス側面において、プロティアン・キャリアでは「心理的成功」を重視し、伝統的キャリアでは「地位、給料」を重視します。

2つ目の記述

適切です。

アイデンティティ側面において、プロティアン・キャリアでは「自分は何がしたいのか(自己への気づき)」を重視し、伝統的キャリアでは「私は何をすべきか(組織における気づき)」を重視します。

3つ目の記述

不適切です。

アダプタビリティ側面において、プロティアン・キャリアでは「市場価値」を測度とする「仕事関連の柔軟性」や「現在のコンピテンシー」を重視し、伝統的なキャリアでは「組織で生き残ることができるか」を測度とする「組織関連の柔軟性」を重視します。

4つ目の記述

適切です。

態度側面において、プロティアン・キャリアでは「自分を尊敬できるか」という自尊心を重視し、伝統的なキャリアでは「この組織から自分は尊敬されているか」という他者からの尊敬を重視します。

参考

第12回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第12回 学科試験 問1~問50

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