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第11回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題 問2(キャリ協)

投稿日:2019年3月24日 更新日:

第11回 キャリアコンサルタント 実技(論述)試験問題(キャリ協)、問2の解答例と解説。

過去問はこちら↓

第11回 キャリアコンサルタント 論述試験問題(キャリ協)

設問2

キャリアコンサルタントとして、あなたが考える相談者の「問題」を記述せよ。(10 点)

解答例

復職を前にして仕事と家事の両立がうまくできるのか心配で自信を失っている。CL3の発言から、共働きで働き続けることを含めた中長期のキャリアプラン検討不足が考えられる。また、CL5、6から復職後の家事分担に関する夫とのコミュニケーション不足と、CL6からは復職後の働き方や仕事内容に関する上司とのコミュニケーション不足が考えられる。(164文字)

解説

1つ目に、CL目線でも主訴となっていることを入れました。約1か月後の復職を目前に控えて、心配で自信を失っているのは、CC目線からも問題と思われるからです。

なぜ心配で自信を失っているのか。CL3「育児をしながら仕事を続けるのは大変だっていうのは、想像はしていたことですけど、いざとなると、という感じです。共働きのほうが経済的にも余裕がでるので、働き続ける方がいいのかなぁって思っていました。産休、育休もなんとなく自然な流れで申請したというか…。」という発言から、あまり深く考えず流れで今まできてしまったようであるため、中長期のキャリアプラン検討不足があることを述べました。

次に、夫と上司とのコミュニケーション不足を挙げました。実際に復職したら夫がどのように家事育児を分担してくれるのか、CL4で「分担はできないと思います」と述べていることから、きちんと話し合った結果ではないことがわかります。また、復職後の働き方や仕事内容については、「育児に追われていて、まだ何も…」会社側と話し合っていないことがわかります。

逐語でのCL発言要旨

  • 復職したらに頑張りたい。
  • 保育園への送り迎えが大変、急な発熱等で保育園から呼び出される事も多いと聞いている。
  • 保育園が決まったときはほっとしたが、子育てしながら、この先も働き続けられるか心配。

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  • 共働きのほうが経済的にも余裕がでるので、働き続ける方がいいと思っていた。産休、育休もなんとなく自然な流れで申請した。
  • 夫は仕事に復帰する事に対しては賛成しているが、忙しいので家事、育児の分担はできないだろうと思う。
  • 今も自分は大変なのに手伝ってくれない。見かねた義母が時々手伝いに来てくれている。

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  • 子供が小さいうちは無理して働かなくてもいいんじゃないかと義母から言われてしまった。
  • 自分としては復職して働き続けたい。
  • 復職後の働き方や仕事内容については、会社側と具体的話していない。

設問2のポイント

主訴・問題点を的確につかむことが、その後の展開の基礎となります。
CLの発言を傾聴、何が問題かをしっかり考える必要があります。

  1. CCから見た、CLの問題点=見立てを記述します。
    CCとしてCLを洞察し、問題の見立てができるかどうかが問われています。
  2. ここで問われている「問題」とは、CLの訴えていること(悩み、不安、戸惑いなど)の根本原因になっている問題であり、CL自身は気づいていない可能性が高いと思われるものです。
  3. CCによる「見立て」は仮説ではありますが、深い洞察に基づくものである必要があります。この見立てにより、CLの気づきを促すことになるからです。
  4. 「見立て」には色々な観点があり、CCによっても様々な見方がなされます。そのため、絶対的な正解や唯一の正解はありません。ただ、試験問題の回答であるということで、カテゴリはある程度限定されています。これまでに行われた過去の試験問題からは、以下のようなカテゴリが考えられます。
    • 自己理解不足
    • 仕事理解不足
    • コミュニケーション不足
    • 思い込み
    • 情報不足
    • キャリアプラン・ライフプランの検討不足
    • 変化に対する準備不足 など
  5. 見立ては様々な観点から行えるため複数考えられますが、CCとして問題であると強く思われる内容を2、3選んで、その根拠を示して記述します。
    応答の中で、CLの発言の中心となっている2~3つの応答に、CLの根拠を伴う思いや感情が表出した箇所があります。それらが、どのカテゴリの問題であるかを考え、問題を整理します。
  6. 答え方としては、自己理解不足であれば何の自己理解が不足しているのか(能力、環境、価値観、思考、行動、など)、仕事理解の不足なら何の仕事理解が不足しているのか(人事制度、組織、業界、職務、など)を具体的に述べます。
  7. 回答の文末:「〜と思われる」「と考えられる」などの表現を使い、断定的な表現を避けるのが無難です。「見立て」は飽くまでも仮説なので。
  8. 文字数:本問の回答欄はA4で4行なので、140~160文字程度です。
  9. 一度下書きを書くかどうか:時間の余裕はあまりない場合が多いもの。記述の骨子を考えながら文章作成の過程で調整できるように練習しておくのがベターです。

第11回 実技(論述)(キャリ協)

全文 問1 問2 問3(1) 問3(2)

参考

第11回学科試験の参考資料・サイトまとめはこちら⇒

第11回 学科試験 問1~問50

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